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プラトニック・エロス

私のメンターである友人の一人と、
昨晩は夜遅くまでやりとりをした。

やりとりの対象は言葉なので、
一般的には「会話する」や「話をする」と表現する。

けれども彼とのそれは、そうした言葉感覚とは明らかに異なる。
「語る」という、やや静謐で深遠な響きとも異なる。

会話後の身体感覚が、激しい運動をした後のそれに近いのだ。
超高速で脳が回転し、そのままどこかへ突き抜けていきそうな興奮状態。

昇天也。

---
六本木でカフェ飯を頂きながら、
メディアやコミュニケーション、パワーバランス、
「言葉」の壁、魂、時の流れ、有限性、過去の美化、時間軸と空間など、
まるでプロ卓球選手のラリーのようなスピードで
互いが互いの言葉に反応していく。

「知識が蓄積されているという状態よりも、
その多さ故に、より多く運動が生じることが楽しい」

と彼は言った。まさにその運動が目の前で生じていたのだ。

同じ26歳だが、既に4000冊以上読破している彼は、
常に螺旋階段の20階くらい上を、
ものすごいスピードをもって駆け上がっている。

大体において一言目は何を言っているかわからないのだが、
知りたいから、食いつく。わかるまで。

「それは、つまりどういうことなの?」

様々なメタファーを用いて、
20階下にいる私にロープを投げかけてくれるので、
私は、イマジネーションというありがたい人固有の能力を駆使して
彼には見えている概念世界を覗き見ようと必死になるのだ。
(途中、彼が私にくれた「知性」という言葉のプレゼントがまた・・・落)

彼も彼で、私の問いに応えようと様々に反応する。

すなわちコミュニケーションとは、
互いが互いの理解に近づこうと、言葉を媒体に、
相手の見える世界を手繰り寄せようとする、
きわめて身体的な営みなのかもしれない。

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相手を知りたいという原動力を元に、
反応が反応を生み、近づいていく二者間のやりとり。
1対1でしかありえないスピードとリズム。
会話後の「快楽」に近い身体感覚。余韻。

エロい。エロすぎる。

妙に紅い頬をして興奮したまま帰宅した私を見て母は、
「あんた、今日はきれいじゃない」。

プラトニック・エロ効果。

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コメント (1)

koji:

エロス。

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2007年12月14日 23:57に投稿されたエントリーのページです。

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