« 100万人のキャンドルナイト | メイン | 嘘っぽいけど本気 »

アダルトチルドレンの苦悩

51V2FA1Y7AL._AA240_.jpg

先週くらいに、紹介してもらった、『アメリカンヒストリーX』という映画を観ました。
その主人公の少年がまだ、差別意識を正当なものとして抱えていた頃の目を見たとき、
上の少年の目と、前職で教えていた私の担当の生徒の目を思い出しました。

「大人なんか、みんな敵だぜ」という雰囲気。
半径1メートル以内には誰も近づかせないといった感じの。

前職の学習塾で、受験の6ヶ月前にやってきました。
「何なのbe動詞って。俺授業ほとんど聞いてないんだけど。学校行ってないし。」

ズボンを半分くらいさげて、
タバコの匂いと香水の香りがまじって臭い。
教室に入れば空気が変わります。
みんなビビッちゃって。
私のことを「ネエさん」って呼んでました。
先生って呼んでくれないの。

全力で、本気で接しました。
もう泣きそうになるくらい本気で教えましたよ。

でも、その子の抱えてる問題の根の深さに、
貧乏でも幸せな家族関係の中で育った私では
とても太刀打ちできなかった。

だから、同じような空気もった講師をあてました。
二人はよく打ち解けて、
彼の成績はぐんぐん伸びたのでした。

私は彼の進路について、
本音を聞きだす係になって相談も聞いたりしてました。

「ここに行きたいんだけど、俺の成績で何点取ればいけんの。」
「俺、とれるかな、大丈夫かな」

私は、不安定に揺れたり、心を閉ざしたりする彼を見ては、
ぎゅーって抱きしめて泣きたかったけど、
それやるとさすがにセクハラですから我慢しました。

その生徒もその講師も、家庭の中で色々あって大変でした。

少しでもその苦しみを知りたいと思って、
mixiではアダルトチルドレンのコミュニティに入りました。

両親がけんかしたり、どちらかがどちらかを殴ったり、
世間体ばかり気にして価値観を子どもに押し付けたり、
同じ子どもでも扱いが違ったり、
一見普通の家庭に見えても、中身はひどく荒れていることが
多いことがわかります。

生の苦しみの声を見て、ただれるような気持ちになります。

経済的に豊かになっても、親が子どもに愛情を
注がないと、ずっとずっと引きずってしまいます。
大人になっても。

アダルトチルドレンは、「子どもの心のままの大人」
という意味ではありません。
上述したような経験により、心に傷をおって、
それを成長しても引きずってしまう大人のこと。

これからお母さんになる人もお父さんになる人も、
結ばれて家庭を築く人も、どうか仲良くしていてください。
それが根っこの根っこで、将来の世界をつくっていく
子どもたちの豊かで優しい心につながるから。

------------
mixi コミュニティ ACアダルトチルドレン
お母さん、お父さん 僕はこうして欲しかった。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?page=5&comm_id=45864&id=24496056

頭を叩かずに、なでて欲しかった。

おなかを思い切り蹴らないで欲しかった。

狭い所に閉じ込めないで欲しかった。

裸で締め出さないでほしかった。

頭ごなしに怒鳴らないで欲しかった。

  ・・・(中略)

人と比べないで欲しかった。

『アンタはうちの子じゃない』なんて言わないで欲しかった。

------------
あの、傷つきやすいガラス玉のような心の子どもが、
今日もどこかでこんな風な環境で戦っているのかと思うと、
その痛みを持ち続けているかと思うと、
もう本当に、言葉が出ない。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://internet-changetheworld.com/mt/mt-tb.cgi/57

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2007年11月18日 23:14に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「100万人のキャンドルナイト」です。

次の投稿は「嘘っぽいけど本気」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.34