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死こそ常態 生はいとしき

茨木のり子『おんなのことば』で、
好きな詩の中の一つ、「さくら」。

ことしも生きて
さくらを見ています
ひとは生涯に
何回ぐらいさくらをみるのかしら・・・

(中略)

さくらふぶきの下をふららと歩けば
一瞬
名僧のごとくにわかるのです
死こそ常態
生はいとしき蜃気楼と

最後の二行でしばらく私は無言のうちに、
何も動けなくなってしまいました。

生きているということの、なんという奇跡的なことか。
この世に生を受けた瞬間に、絶対の死の可能性に向かって
命を燃やしていく。

先祖によって連綿と命がつむがれて今、桜を見る私達。
そのときにまた、近くにいる人々の、また縁深きことも
更に奇跡のように思えてきます。

満開の桜を見て、色々に変化する空を仰いで、
おいしい野菜を食べて、きれいな川に遊んで、
生きているって素敵だなって思えます。

そんな気持ちを、
次の命にもぜひ味わってもらいたいなと思います。
蜃気楼のようだけれども、愛しい一生を。

だって私たちがそんな幸せを味わえるのも、
先祖がそんな風に世界を残してくれたから。

だから思うのです、争っている場合ではないのだと。
私たちの欲求で次の命の生きていくべき糧が
失われつつあることに気がついて慎んでいきたい。

『our common future』、こっそり私の言葉で訳してみよう。

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コメント (2)

nabe:

『our common future』

「週末、家にコーヒー飲みに来ませんか?」
「いいですねえ。じゃあ次の日は僕の家に行きましょうよ。」

意味はなく、ただ「楽しい」約束。

ビジネスシーンでこんな約束がたくさん増えれば、未来はだいたい大丈夫ですよね。

簡単なことですよねえ(笑)

>未来はだいたい大丈夫ですよね。

この言葉、いいですね。
言葉から素敵な笑顔が見えます。

なんて平和なんでしょう!

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2007年11月04日 19:08に投稿されたエントリーのページです。

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