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客の前で叱らないで

今日も本屋さんへ行った。
10列以上のレジがあるのに、それぞれに5名~6名の
お客さんが並んでいる盛況振り。

好きな本を手にしているから、そんな混雑は
大したストレスにはならないのだけれど、
不愉快な出来事に遭遇した。

カウンターの向こう側で、ウロウロしている
偉いんだろうお方が、私のレジ係を注意したのだ。
非常にイライラした様子で。

そのレジ係の人はすぐさま謝罪をしたが、
「それじゃあ済まないんだよ!」とキレて
更に注意を続けていた。

あまり注視してもレジ係さんが可愛そうなので、
音楽に没頭している振りをしてそっぽ向いていたけれど、
実はバッチリ聞いていた。

内容は、預かったお金をすぐにレジに
入れないということだった。

そのレジ係さんは、謝っても許してくれない上司(?)に
どうしたらいいのか分からずしばらく黙っていたけれど、
私を待たせていたことに気づき、丁寧に頭を下げてくれた。

大勢のお客さんの前で叱られるって、
結構ダメージ大きいはずだよなぁ、と思って
勝手にレジ係さんの気持ちとシンクロさせていたら
なんだか私までどぎまぎしてきたわけだけど、
案の定その店員さんは、心の動揺を抑え切れていないようだった。

カバーをするべき本がどれだったかを
その出来事ですっかり吹っ飛んで、
手つきが覚束なくなってしまったのだ。

申し訳ありません!と再び確認する店員さんに、
「い~え!大丈夫ですよっ!」と明るく笑顔で答えるしか
出来なくて私の方がいたたまれなくなってしまった。

叱った人は非常にイライラしていて、
叱るという背景にあるべき愛情の一カケラも感じられなかった。

叱る内容がたとえ正しいものであったとしても、
状況やタイミングが本当に然るべきものであったか、
その言い方が本当に相手の心に響くものだったか、
と当事者でもないのに、妙に腹立たしかった。

実は、こういう状況を他にも、
居酒屋やカフェやニュース番組でも見たことがあるけれど、
どれも不快で、それぞれの商品サービス自体の効用が
ぐんと下がってしまった。

やっぱり、どんな状況であれ、
客の前では叱らないで。

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大好きな賢治の写真が裏表紙一面に。
作品は持っていたけれど、写真が素敵なので購入。

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2007年10月21日 23:22に投稿されたエントリーのページです。

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