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たどり着けない

私は本当に昔から、辿り着けない女。
就職活動でもっとも大変だったのは、
「目的地にたどり着く」ということであった。

駅を出てから、一度も曲がる必要がないはずなのに、
逆方向をひたすら直進してしまう。

駅から目的地まで徒歩7分と書いてあるのに、
だいたい30分位迷う。途中、地図を見ることを諦めて、
同じ就活生のような姿をした女性の後をついていって、
途中で見失って、道行く人に必死に聞いて、
説明会3分前に到着。奇跡だ、運命だと思った。

地図があったってダメなのだ。
私が今いる場所、向かおうとしている方角が、
正しいのかどうか、そこが知りたい。
そして間違っていたらぜひ知らせてほしい、そして、
どうすればいいのか教えてほしい。

この、方向音痴の心の叫びを聞いてください、
徒歩ナビゲーションサービスさま。

地図に載っているに、なかなか視野に入ってこない目印。
もしかしてこの四角形の地図の、
向けている方向が違うのかもしれないという底知れぬ不安。

今この地図の向きを90度右に回してみようか。
違っていたら、ますます目的地から遠のいてしまう。
あぁ、どうしよう。

と時折、根拠なく強気になって、合っているか分からない
25%の可能性に賭けて、自爆するのである。

目的地までの目印が、ちゃんと予定通り右なら右に、
左なら左に現れてくれた時の安堵感たるやこの上ない。

今は、携帯のGPSサービスによって、
自分が今どこにいるのかがわかり、
目的地までどのように歩けばいいか教えてくれる。
徒歩ナビゲーションサービス様様、である。

先行のNAVITIME、
と後を追う、ゼンリンデータコムの「いつもナビ」。


今回徒歩ナビゲーションサービスの開始に当たり、ゼンリンデータコムが力を入れたのは、徒歩向けの地図情報の拡充だ。「階段とか、エスカレータとか地下街とか、本当に歩行者に必要な情報を収集した」と同社の林秀美社長は胸を張る。

「歩行者に必要な情報」、大切です。
空間把握能力のある人は、大雑把な目印でも大丈夫らしいのだけど、
私はすぐ目の前にある建物がそれで正しいのか知りたいのだ。

そのうえ、


徒歩ルート検索時に、

* 楽さ──階段を避ける
* 屋根が多い──地下街などを使う
* 距離

の3条件を指定できるようにしている。

これらは、日差しをなんとしても避けたい女性、
ヒールの靴がつらい女性には
なんともありがたいサービスなのである。

そういった+αのサービスも嬉しいのだけれど、
その前に「方向音痴にしか分からない恐怖」を
取り除くというところも、充実させていってほしい。

地図サービス向上の鍵は、
地図を何よりも必要としているのに、いつも
地図に見捨てられる方向音痴という人種が、
握っているのかもしれない。


引用元:ITmedia
“携帯専用”地図で徒歩ナビ新境地 「いつもナビ」
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0510/05/news114.html

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2007年10月01日 00:28に投稿されたエントリーのページです。

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