田口ランディさんの書く文章が大好きだ。
彼女の本を読むといつも、心が揺り動かされる。
まっすぐで、飾っていなくて。
周りの目なんか気にしないから、
言葉が魂となって、私の心にガーンって打つように響くのだ。
今日は、少しずつ読み進めていた
『できればムカつかずに生きたい』を読了。
なんとも世界が優しかった。
風も川の流れも、ゆれる葉っぱも夜空の沈黙も。
あぁ私は今、「愛」で世界を編集できているのかもと思った。
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ランディさんによると、
私たちが接している世界は、私たちが私たちの頭で
都合良いように編集した世界だという。
たとえば昨日私は、「弟さんはどんな人ですか」と聞かれたけれど、
「素直で優しい子で、フリーター」って答えた私は、
弟の真実からほんの一部を編集してそういったのだ。
だから私たちが認識している世界は、
真実ではなくて編集された世界ということになる。
ランディさんは、家族がめちゃくちゃだったとき、
「家族は私の邪魔ばかりする」というテーマで人生を編集していた。
けれどもある朝突然、
「家族はみんな私のことが好きだ」ということが閃いた。
すると、今まで前者のテーマによって
編集からこそぎ落とされてきた、新たな事実が、
愛のメッセージが、津波のように押し寄せてきたという。
ここまで読んだとき、
タモリさんの『あしたのハーモニー』のテレビCMが思い出された。
「世界は愛でできている」というテーマで編集すると、
そのCMみたいに、あちらこちらで「愛」を発見できるんだと思う。
電車で席をゆずったら、キラキラした笑顔で「ありがとう」と言われたり、
自転車置き場のおじさんが、見ず知らずの私に電車賃を貸してくれたり、
階段で脱げてころげた片方の靴を、後ろから走ってきた人が拾って、
リレーのバトンのように渡してくれたり、
「愛」のテーマで世の中を編集すれば、
善意があふれていることに気がつくのだろう。
そういうテーマで生きれば、
世界は平和になるのだと思う。
人の愛を感じると、人に愛を与えたくなるものだから。